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弘法大師空海ご入定の
高野山奥之院御廟
八葉蓮華の峰々に護られた山上に開ける信仰の聖地、高野山金剛峰寺を総本山とする百二十三寺院の堂塔が集まり、真言宗の聖域、修法のための壇場を形成しています。その最奥に、弘法大師空海の御廟を置く、広大かつ深遠な魂の浄域があります。これが高野山奥之院です。
御大師御廟は、弘法大師空海が生き佛となってご入定された地に立つ五輪塔を囲むかたちで設けられています。この奥之院には、ご入定以来いまなお、座して復活の時を待つといわれている御大師信仰により、天皇家、貴族、名だたる荘園大名や聖人たちがこぞって祀られ、数十万基ともいわれる五輪塔、墓石が立ち並び、日本の総菩提所と称されています。
右上:歴史の重さを刻む石畳の参道
左上:佛教文化を現在に伝える正面よりの佛閣
下:四季美しい佇まいの中庭
持明院の名は、鳥羽天皇(平安末期)の御代、持明房真誉大徳によって間基されたことに由来するものです。本尊は、延命地蔵菩薩。古来より、伊達家、武田家、土屋家、京極家、大村家等の大檀主をはじめとして、檀信各家の先祖の霊牌を安置し、供養を行うとともに、二世(現世と来世)での勝縁を祈願しています。
およそ6,600平方メートル(2,000坪)の境内には、十数棟の堂宇が配され、数々の貴重な佛像、佛画、経典が収められています。
持明院では宿坊も兼ねておりますので、お泊り、ご昼食もお受けいたします。
(客室五十室、大広間三室、収容人員三百名)
香華と全山に響く読経により
万霊の供養が開山以来、
絶えることのない高野山
佛舎利宝塔とは、弘法大師が留学生として入唐した際に、恵果和尚よりいただいたお釈迦様のご遺骨(佛舎利)を、お祀りした宝塔です。
多くの方がお釈迦様の功徳を得ることができますようにと、願いを込めまして別格本山持明院竹内崇峯住職が高野山真言宗の管長就任時(昭和五十九年)に、高野山奥之院浄域に佛舎利宝塔の建立を発願し、古来より伝来の佛舎利を持明院にて奉納し昭和六十年四月二十二日、佛舎利宝塔の開眼法要をいたしました。
この度、佛舎利宝塔の功徳を、多くの方々がお受けでき、安心してご供養できますよう別格本山持明院で、お申込者の御霊に永代供養をさせていただくことになりました。